コスモスの道

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ひとり旅 三江線乗車と大浜海岸 Part1

GWの連休を利用して、JR西日本三江線に乗車してきた。車窓からは日本の原風景と江の川の流れを堪能し、心の琴線に刻まれる体験となった。まずは三江線パートから。

 

三江線は、島根県の江津から広島県の三次までを結ぶJR西日本のローカル線。近年は乗客の減少などにより、廃止が議論されている。
私が三江線に初めて乗車したのは、高校1年生の夏。当時あった「山陰ワイド周遊券」を使い、播但線因美線、今は廃線となった倉吉線のほか、3段スイッチバック目当てに木次線と乗り継ぎ、最後に乗ったのが三江線だった。

以来、三江線にはこれまで5回乗っているが、何度乗っても飽きず、また乗りたいと思ってしまう。私が住む首都圏から遠方の地であるにもかかわらずだ。

なぜ三江線に魅かれるのか?それは、江の川にひたすら沿いながら、日本の原風景が続く素晴らしい車窓にある。

今回乗車した列車は、三次9:57分発の石見川本行き。狙いどおり、江の川がよく見える進行方向右のボックスシート窓側に着席できた。5月2日という連休の合間を狙ったこともあり、一両編成にもかかわらず乗客は10数名程度。

春にもかかわらず夏めいた好天のなか、列車は時々速度を落としながら、のんびりと走る。各駅での乗降客はほとんどなく、駅に着くたびに扉が開き、閉まる。古民家や石垣が美しい。ちょうど田植えのシーズンを迎えており、水を張った田を田植え機が動いていた。

石見川本では、次の列車まで約1時間半の待ち合わせ。「川本食堂」でカツ丼をいただく。石見川本から江津までは約1時間。途中駅の川平から、中学生の集団が大勢乗ってきて、車内は満員になった。
本当は江津の一つ手前の「江津本町」で下車し、江津の風情ある街並みを散策したかったのだが、降りるに降りれず断念。まあ仕方ない。

6回目の乗車となった今回も、三江線は期待通りの風景をプレゼントしてくれた。ぜひ、大勢の方に三江線に乗車して、その魅力を味わってほしい。三次の街や石見銀山をセットにした観光でも良い。この線は観光路線として、十分価値があると思う。

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